車の廃車手続きの流れ:手続き方法や必要書類を解説
2018年06月02日
カテゴリー車を売るなら
車の廃車手続きの流れは「スクラップ工場へ持ち込む」→「解体する」→「運輸局で書類の提出」が主な流れとなり、基本的に必要書類さえ準備しておけば手続き自体はとても簡単です。
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また、廃車は買取で売ることもできるので、こちらも合わせて検討しておきましょう。
廃車手続きは2種類
そもそも廃車手続きというのは「陸運支局で書類の手続きをすること」であり、スクラップすることが廃車ではありません。- 永久抹消登録
- 一時抹消登録
廃車登録は2つの種類があります。
永久抹消登録は永久に登録を抹消する手続きなので、二度と車に乗ることがない場合に行う手続きです。
一時抹消登録は一時的に登録を抹消する手続きなので、再び車に乗ることがある場合に行う手続きです。
自分自身で廃車手続きをする場合、2つの廃車手続きは少し書類が異なるので、それぞれの廃車手続きにおいて必要書類を確認しておきましょう。
永久抹消登録の必要書類
自分で永久抹消登録を行う場合、必要書類は以下となります。- 所有者の印鑑証明書
- 所有者の委任状
- 車検証
- ナンバープレート
- 手数料納付書
- 永久抹消登録申請書(解体届書)
- 自動車税申告書
- 移動報告番号と解体報告記録がなされた日(解体証明書)
まず、「手数料納付書」と「時給抹消登録申請書」と「自動車税申告書」は当日に陸運支局で用意できます。
上記の必要書類の中でややこしく感じるのが「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」ですが、これはそれぞれ入手方法が異なります。
移動報告番号はリサイクル券に記載されており、解体報告記録がなされた日は解体してもらった業者からの連絡を受けた日のことです。両方ともメモ書きでOKとなっているので、リサイクル券を確認して解体報告記録をメモしておき、解体業者から解体が終わった連絡を受けた日をメモ書きしておけば問題ありません。
一時抹消登録の必要書類
自分で一時抹消登録を行う場合、必要書類は以下となります。- 所有者の印鑑登録書
- 所有者の委任状
- 車検証
- ナンバープレート
- 手数料納付書
- 一時抹消登録申請書
- 自動車税申告書
こちらは車を解体しないため、解体証明書が不要です。
また、永久抹消登録も同様ですが、車検証記載の住所や氏名が異なる場合、住民票や戸籍謄本が別途必要となります。これは買取する場合も同じなので、引っ越しや結婚で住所や氏名が変わった場合は注意をしておきましょう。
廃車買取の必要書類
廃車手続きは主に3つのやり方があります。- 自分で廃車手続きをする
- 代行業者に依頼する
- 廃車を買取で売る
今回は自分で廃車手続きをするケースを前提として必要書類を紹介しましたが、代行業者に依頼する場合は必要書類が少ないですし、すべてを代行してもらえるので楽です。
さらに利益までも期待できるのが廃車買取であり、こちらを利用する場合の必要書類は以下となります。
- 車検証
- 自賠責保険証
- 委任状
- 譲渡証明書
- 印鑑証明書
- 実印
- リサイクル券(公式で預託状況をメモすればOK)
- 身分証明書
通常の車買取と必要書類は特に変わらないので、査定結果として利益が見込めそうなら買取を利用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに廃車買取の流れも通常の買取と同じで、「業者を選ぶ」→「査定を受ける」→「買取」となります。意識しておくべきポイントは買取価格なので、自分で廃車手続きをする際に発生する費用の相場1万円~3万円を目安としておき、査定結果が「無料引取以上」なら利用する価値があります。廃車買取も一括査定から見積もりを取ることができるので、最初に一括査定から提示額を比較しておくのがおすすめです。
まとめ
一般的に車の廃車手続きは代行業者に依頼する方が多い印象がありますが、買取を利用する方が損得の観点ではお得な結果となりやすいです。近頃は廃車買取サービスの認知度も高まっており、スタンダードな廃車方法として普及しつつあります。