車検切れの車でも買取に出せる?売ることはできる?

車検切れの車を売る

車検切れの車は売ることができないと思いがちですが、車検有効の車と同じように買取や下取りで売ることができます。

必要書類や買取価格への影響などを見ていきましょう。

車検切れの車も売ることができる

そもそも車検というのは、国が定めた検査をクリアした証であり、車検に合格しなければ公道を走ることができません。

  • 新車は3年間
  • それ以外は2年間


車検には有効期限があり、新車を購入する場合は3年間有効です。それ以外は2年間有効となるため、新車購入以降は2年周期で車検を受けることになります。

公道を走るために車検は必須なわけですが、これは車の所有者が車検を受ければ良いため、基本的に車を売ることに対して大きな影響はありません。要するに次の所有者が車検を受ければ良いので、売り手にとってはあまり関係がないことでもあります。

車の買取は業者に愛車を引き渡す必要があるので、車検が切れていると自走できませんね。しかし、これは仮ナンバーを付けることで一時的に車検切れでも公道を走ることができるため、わざわざ数万円の費用を出してレッカー車を利用する必要もありません。

仮ナンバーは自賠責保険が必要ですが、取得費用は約750円ほどです。

必要書類は通常と同じ

車検切れの車を買取する際の必要書類は、車検が有効な状態と同じです。

  • 自動車車検証
  • 印鑑登録証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車納税証明書
  • 実印
  • リサイクル券
  • 委任状
  • 譲渡証明書


軽自動車の場合は印鑑登録証明書が不要ですが、軽自動車も普通自動車も車検切れの場合は「期限が切れている車検証が必要」なので、ここを抑えておきましょう。

わざわざ車検を受ける必要はなく、期限が切れている車検証を用意しておけば問題ありません。

買取価格は下がる?

車検切れの車は買取価格が下がりそうなイメージが持たれますが、実際のところは買取価格に大きな変動はないと言われています。

車検は約10万円ほどのコストがかかりますが、車検を受けてから買取に出しても10万円プラスになることは想定しずらいです。やはり、買取価格に車検のコストが100%以上で反映されなければ、車検を受けない方が売り手にとってはお得ですね。

これは「車買取は傷を修復すべきか?」と同じような疑問であり、やはりコストを100%以上で回収できなければ損です。

何はともあれ、車検を受ける方が良いかどうかは対面査定で答えを聞くことができるので、「車検を受けると車検費用が100%以上で反映されますか?」と聞くのが早いです。この質問に対して明確な答えを出してくれないなら、車検は受けない方が良いでしょう。

一括査定をフル活用しよう

車検切れでも買取で売ることは可能であり、基本的に買取価格への影響度も低いと言われているため、お得な売り方というのは車検が残っている場合と同じで査定比較がポイントとなります。

買取価格は一括査定で簡単に調べることができますが、1つ注意をしておきたいのは「レッカー代」や「仮ナンバー」の費用が買取価格に影響されるかどうかです。ここは業者と交渉する際に「その費用はそちらでお願いしますよ」と上手に交渉したいところですね。

レッカー代は業者によって相場が異なり、距離などによっても費用が変わってきます。廃車手続きの際に大よそ約1万円~3万円ほどを見積もるケースが多い為、それを目安に買取価格を判断してみるのが良いです。

仮ナンバーについては手数料自体は750円ですが、手続きの際に自賠責保険が必要なので、ここがポイントになってきます。

まとめ

今回紹介したように車検切れの車でも買取などで売ることができるので、自宅に眠っている車があるなら売却を検討してみてはいかがでしょうか。

また、抹消登録をしていないのであれば4月までに売らなければ税金が発生するので、売るタイミングというのもしっかりと考えておきましょう。