廃車の買取相場:事故車や廃車はいくらで売れるのか?
2018年06月08日
カテゴリー車の査定の基礎知識
今の車買取では、事故車や廃車も買取できるのが常識となっており、これは解体によるパーツの再販や修理による海外への輸出などから一定の需要があることが背景にあります。
事故車や廃車はいくらで売れる?
事故車や廃車の買取情報では、「値段が付かずに無料引き取りだった」とか「10万円で売れた」など、様々な買取情報が散見されます。一体いくらで売れるのかという疑問は、実際に査定を受けなければ分からないというのが現状です。通常の中古車買取でもメーカーや車種によって価格がピンキリであり、事故車や廃車も同じです。解体してパーツを売ることができる場合でも、すべての車に同じパーツが使われているわけではありませんね。
また、人気車のパーツはそもそも需要が高いので価格が付きやすいでしょうし、古い車種になるとパーツが製造されておらず、逆に価格が高いケースもあるでしょうし、パーツ1つ取っても価格はピンキリです。
事故車や廃車は買取するべき?
値段がピンキリな現状において、もし事故車や廃車を持つことになったら買取を利用すべきかどうか、これは答えを出しやすいです。基本的な考え方は利益を得るというよりも、自主的に廃車処理するよりも安く済むかどうかがポイントになります。自分で廃車手続きをして3万円ほどの費用がかかる場合、買取で無料引き取りの方がお得ですよね。
つまり、まずは自分で廃車手続きをする場合のコストをシミュレーションしておき、次に買取査定から提示額をリサーチしておけば、買取を利用するべきかどうかの答えが分かります。
廃車にかかる費用は総額でいくら?
車を廃車にする際の費用は以下となります。- レッカー代:1万円~3万円
- リサイクル料金:8,000円~2万円(支払済なら不要)
- 抹消登録費用:350円
- スクラップ費用:1万円~2万円
- 鉄の利益:1万円~2万円
タイヤがないなど自走できない場合はレッカー代がかかりますが、自走できるなら1万円~3万円が浮きます。
リサイクル料金は車を購入するときに支払っているなら不要であり、一般的には車購入時に支払っています。
抹消登録費用は陸運局で印紙代350円がかかります。
スクラップ費用は持ち込む工場によりますが、相場が1万円から3万円とされています。事故車や廃車をスクラップすると鉄を入手することになり、それを相場表から買い取ってもらうことができます。その金額の総額がおよそ1万円~3万円なので、スクラップ費用は0円だったりプラス1万円など利益が出ることも多いです。
このように見ると、自走できないケースを想定してレッカー代の費用が高く付き、総額で1万円~3万円ほどを見積もっておきたいところです。
買取を利用すると総額でいくらかかる?
自走できないケースにおいて、すべて自分で廃車手続きをすると約1万円~3万円の費用がかかるわけですが、買取を利用してこの金額以上の提示額ならメリットがあることになります。山奥で何十年も日射しや雨に晒されて、スクラップ後の鉄すらも価値がないような感じでない限り、事故車や廃車も買取査定を試してみる価値は大いにあります。
また、事故車は廃車も状態が良いほど値段が付きやすいため、外に放置して劣化させるなら早めに査定を受ける方が可能性は高くなります。事故車や廃車も一括査定は無料で利用できるので、まずは査定からスタートしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
事故車や廃車を買取に出した場合にいくらで売れるのかはピンキリ、パーツに価値が付きやすいメーカーや車種、あるいは状態が良いほど価値が付きやすくなります。基本的に事故車や廃車を買取しても大きな利益を得られることは稀なため、自分で廃車手続きをするケースに比べてお得かどうかを査定から判断していくのがおすすめです。一括査定を利用して、複数の業者の提示額を収集してみてください。