車の買い替え時にやるべき保険の切り替え手続き
2018年06月04日
カテゴリー車の査定の基礎知識
車の買い替えでは、保険の移行手続きもしっかりとやっておかなければなりません。
初めての車の買い替えで「保険は自動切り替えだろう」と思いがちですが、保険は自動的に切り替えされず、補償対象の車を切り替える手続きを自分でしなければ保険が適用されません。
必ず保険会社へ連絡すること
車を買い替えたら保険会社に連絡をしましょう。連絡をすると手続きの説明を受けることになるので、ここで必要書類も含めて手続きの方法を把握できます。保険の切り替えと聞くと難しいイメージが持たれますが、インターネットや電話からでも切り替えられる会社もあるので、意外と簡単です。
車の買い替え時に行う保険の手続きは「車両入替」と呼ばれ、保険の対象となっている車両を入れ替える手続きです。これをやらなければ、新車を購入しても補償の対象は前の車になっているため、保険が適用されないというわけです。
保険の手続きで必要な書類
保険の手続きで必要となる書類は以下です。- 車検証
- 新車の売買契約書(車検証がないとき)
- 保険証券番号(保険会社による)
保険会社によって必要な書類はやや異なりますが、「三井住友海上」の場合なら上記3点となっています。
基本的に車検証を必要書類としているところが多く、これは車情報を確認するためです。新車の売買契約書については車検証がない時に必要としているところが多いです。
ちなみに自賠責保険の車両入替については、「三井住友海上」の場合は以下のような必要書類となっています。
- 印鑑
- 自賠責保険証明書
- 廃車が確認できる書類
- 新しい自動車の車両が確認できる書類(車検証や売買契約書)
上記は車検証有りのケースですが、自賠責保険の車両入替は以下の条件を満たす場合に切り替えできます。
- 1.自賠責保険証明書記載の自動車と新たに取得した自動車の保険料票における車種区分が同一
- 2.入替前後の自動車の保険料が同一保険料表内
- 3.自賠責保険証明書記載の自動車の解約要件を満たしている
これを簡潔にまとめると、前の車と新しい車が同じ車種区分で保険内容に変更がない場合に切り替え可能という感じです。
基本的に自賠責保険は強制保険という名のとおり、必ず加入しなければならない保険なので、車を購入するときに詳しく手順を知るケースが多いです。また、自賠責保険は切り替えをするのではなく、一般的に条件等を加味して新規契約するケースが圧倒的に多いです。
納車日までに手続きしておこう
車両入替の手続きは納車日までに行うのがスタンダードです。新車の持ち主になってから30日以内に切り替えしておけば保険は適用されますが、納車日までに手続きを終えておかなければ、納車日から保険を切り替える日までは保険が適用されません。
そのため、納車日までに保険の手続きをやっておくのが良いというわけです。
保険を見直すのも有り
車の買い替えで保険を切り替えると、今までよりも保険料が上がることがあります。その場合、追加で保険料を支払うことになるので、単に切り替えるだけではなく保険内容や保険料もしっかりと見ておきましょう。車の買い替えは様々な目的がありますし、家族が増えたことでファミリータイプの車を購入することも良くありますね。そうなると、保険内容も見直しておく方が良いケースがあります。特に任意保険は自賠責保険ではカバーできないところを補償するという明確な目的があるため、これからの車生活を想定して意味のある保険を選ぶことはとても大切です。
一度加入するとなかなか保険を見直す機会がないため、車の買い替えは良いタイミングでもあります。車の保険もインターネットから簡単に見積りを取れるため、時間のあるときに見積比較をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
車の買い替えをしたら車検証など車情報を確認できる書類を用意して、保険の切り替えを忘れないようにやっておきましょう。また、自賠責保険については切り替えの条件があるため、新車を購入する際に切り替え可能かどうかを販売店に尋ねましょう。