事故車は下取りや買取価格にどれくらい影響するのか?
2018年05月21日
カテゴリー車の査定の基礎知識
事故車の下取りや買取価格への影響度は明確なラインがありませんが、通常の下取りや買取に比べて半額以下になるほど大きく価格が下がると言われています。
今回は「事故車を下取りと買取のどちらに出すべきか?」をテーマにノウハウを紹介していきます。
事故車は下取りできるの?
事故車が買取できることはすでにご存じの方が多いと思いますが、事故車は下取りも可能です。しかし、事故車を下取りに出す場合も買取と同様で「状態によって価値が大きく異なる」という一言に尽きます。基本的に事故車を買取に出す場合の考え方は自分で廃車手続きをするコストよりも安くなるかどうかですが、下取りの場合もこれは一緒です。自分で廃車手続きをすることに比べて下取りに出す方が安く済むのであれば、当然ながら下取りに出す方がお得ですね。
この損得の判別方法は廃車手続きにかかるコストを算出しておき、その後に下取りの見積りを取るという古典的な方法となります。
廃車費用はレッカー代やスクラップ費用などから大よそ1万円~3万円ほどかかることが多いため、この相場観からすると下取りで無料以上の条件なら利用する価値があると言えます。
事故車の下取りや買取価格への影響度は?
事故車と通常の中古車を比較した場合、事故歴があることによる下取りや買取価格への影響度は分かりません。これは車種やメーカーによって使われているパーツが異なりますし、状態によっても再販可能かどうかが異なり、一概にどのくらいの価値があるのかはケースバイケースとなります。
事故車は事故によって車体が損傷を受けるため、価格への影響があることは間違いありません。しかし、どの程度のマイナス評価となり、いくらの価値で取引できるのかは査定を受けてみなければ分からないため、まずは一括査定や対面査定から見積もりを取ってみましょう。
下取りと買取ならどちらがおすすめ?
さて、事故車を業者に引き取ってもらう場合、「下取り」VS「買取」ならどちらの方がお得なのかも気になりますね。一般的に下取りは同一メーカーにおいてはメリットが高いなど、特殊なケースにおいてはメリットがあるとされ、基本的に特殊なケースを除くと買取を利用する方が価格が高いと言われています。これを基準に考えると、事故車であっても下取りより買取を利用する方が価格が高くなる可能性があります。
しかし、結局は査定を受けなければ分からないため、あれこれ考えるよりも「下取りの見積り」と「買取の見積り」をそれぞれ集め始める方が早いです。
買取の見積りは一括査定などから簡単に集めることができますが、下取りの見積りは車を購入する店舗を決めて、そのお店で購入を前提として情報を収集する必要があるので手間がかかります。1店舗だけの見積りではあまり参考にならないため、数社の候補をリストアップしておき、まとめて来店して下取り情報を聞いていくのがスムーズです。
また、二度手間にならないように事故車の情報はすべて持参しておきましょう。
ポイントは査定比較
事故車を売却する場合、下取りでも買取でも査定比較がポイントとなります。数社で査定を受けた結果として、相場が9万円~10万円だとします。この場合、査定比較に力を入れることで10万円を提示してくれる業者を選べることが査定比較のメリットであり、比較をしなければ9万円の結果となり得るわけですね。
事故車の場合もできる限り多くの業者を対象として査定を受けておくのが好ましく、値付かずの無料引取が相場だったとしても「無料」or「1,000円」というように査定比較をすることにメリットはあります。
まとめ
事故車は買取だけではなく下取りから引き取ってもらうこともできますが、現状は買取を利用する方が有利な結果となることが多いです。
また、事故車も無料一括査定から見積もりを一斉に取ることができるので、対面査定の候補選びとして一括査定から始めてみてはいかがでしょうか。